シルバー賞

制作者

藤浪 夕佳

スーツによる醜悪な感情の隠蔽

スーツは社会人にとっての鎧である。
なぜ社会人にとって鎧が必要なのか。
嫉妬、憎悪、殺意、僻み……内に秘める醜悪な感情を隠すためではないだろうか。
スーツでふつふつと湧き上がる負の感情を押さえつけ、蓋をしているのだ。
社会人として規律を守り、マナーや礼儀を重んじて、腹の底で何を思ってもただただ笑顔でやり過ごす。
スーツの力を借りて。
その滑稽さと醜さを表現したのがこの作品である。

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