- シルバー賞
- 第11回卒業制作
- 制作者
- ファッションビジネス 4年
- 岡村美穂
- 国産デニムの魅力と販売戦略
- 大量生産大量消費の時代以降、特に現在の日本で売られているアパレル製品のほとんどが中国などの海外製品である。1000円以下の低価格ジーンズの登場により、国産のデニムの生産量は年々低下している。しかし、日本のデニムづくりの技術は、世界的に見て非常に高く評価されており、国産の高機能デニム素材の輸出は増加傾向にある。
元々デニムは、アメリカのワークウェアが発祥であり、1923年ごろに日本に伝わってきたと言われている。現在のデニムは、ワークウェアとしての印象はほとんどなく、ファッションアイテムとして認識されていると言える。
本稿では、ジーンズがどのようにして日本に伝わってきたのか、どのようにしてファッションアイテムとして発展を遂げたのか、などに注目し、文献や資料などの分析から、研究を行った。研究過程で、ジーンズの街として有名な岡山県倉敷市児島地区に実際に足を運び、ジーンズの街ならではの需要向上のための取り組みや、国産デニムの現状を調査、研究した結果をもとに、国産デニムの魅力を生かす販売戦略を考察した。
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