PRIZE

アントゥネス富松恵理

奨励賞
第12回卒業制作作品
制作者
ファッションビジネス 4年
アントゥネス富松恵理
THEME
乳幼児衣料の特徴とその市場について
今日、子供服による日本国内での事故は今のところ死亡事故は報告されていないが、平成19年に東京都が行った調査では、子供服が原因でけがをした子供は、6人に1人という結果が出た。子供服の危険性に注目が集まり、2015年には、子供服に対する規制が定められた。子供服の規定が定められたことで、保護者は、安心して子供に服を着せることが出来るのだろうかと考え、実際に身内に協力を得て幼児に着脱実験を行った。どのような点が危ないのか、どのような点が安全なのか、どのような点が子供の事を考えられて作られているのかなどに注目し、研究を行った。研究結果として、乳幼児服の装飾品が誤飲の危険に繋がることや、すべり止めの靴下でないとけがをしてしまう危険性があることが浮かび上がってきた。そのことから、可愛いという理由だけで服を購入するのではなく、安全面に気を付けながら乳幼児の服選びをするべきであると考える。これらの結果により、乳幼児服には、「使い方によっては危険性が潜んでいる」ことを身近に感じてもらう必要があるのではないだろうかと考え、子供服の危険を少しでもなくす方法を提案した。

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