第16回卒業制作 シルバー賞 制作者 石川 なつみ 空気の可視化 生物が生きる上で必要不可欠な空気の存在。目には見えないその存在を今改めて認知することを目的とし、空気を着ることに挑戦。ポリエステル地を染色後、絞り染めの技法でガラス玉を一粒ずつ糸で絞り、生地の熱可塑性を利用して形状記憶をさせた。小さな布の粒と歩くたびに動く布の層、その両方が空気を纏うことで認知が可能になるのではないかと考えた。見えないものと共存する私たちの曖昧さと、空気の繊細さを作品に落とし込んだ。 一覧ページへ