第16回卒業制作 優秀賞 制作者 宇佐美 灯香 衣装が物語に与える印象について 地上と天界の真ん中には神の使いとして存在していた動物たちが暮らす集落がある。 兎は賢かった。しかしその命は短命であった。 羊は集落の長である。長命でもう長いこと生きている。 鹿は永遠の旅をする。命が正しく廻るために。 年に1度の月の祝祭。月見草が一面に咲き誇り、動物たちは白い式典服を纏い月を讃える。 これは月の祝祭の日に起こる命を巡る優しく残酷な物語。 一覧ページへ