第20回卒業制作発表会 奨励賞 制作者 嶋 萌愛 こぎん刺しからのデザイン展開 300年以上前に津軽地方で野良着の補強や保温のために始まったこぎん刺しを、現代の服への装飾として新たな魅力を引き出したいと考えた。 伝統的な美しい模様は活かしつつ、一般的には生地と糸に異なる色を使用するところを黒で統一し、部分的に金彩フィルム加工を施した。柄の見え方にムラをもたせ、立体感が引き立つような独自のこぎん刺しを目指した。また、特徴である裏側の美しさも強調するためデザインにも工夫した。 一覧ページへ