- 奨励賞
- 第12回卒業制作
- 制作者
- ファッションビジネス 4年
- 後藤麻木
- ファッションにおける帽子の役割とその経営戦略
- 帽子の起源は紀元前にさかのぼるといわれ、帽子は常にファッションと一体となって時代と共に移り変わってきている。しかし、現在では特定の帽子を身に付ける状況は限られ、昔に比べ帽子を被る人は減少傾向にある。代わってしきたりや実用の目的だけでなく、ファッションとして帽子の必要性が認識されるようになった。そこで帽子とファッションとの関わり合いとは何か、帽子の歴史や種類からファッションアイテムへの発展を検証し現代までの流れを明らかにした。たとえ所持していなくても不自由なく暮らせるアイテムだが一体どんな魅力があり需要があるのだろうか。そこで実際に帽子の着用者の比率はどの程度か各季節ごとに定点調査を行った。また、帽子をとりまく市場の現状をメーカー、デザイナーに着目し経営戦略を調査した。すると多くの日本人デザイナーが活躍し、伝統的な技術力、アートともとれる豊かなデザインで独自性の高いファッションを表現し注目が高まっていることが分かった。それらをふまえ今後の帽子市場の拡大に向けて、新たなビジネス戦略の考察を行った。
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