日進市との官学協同2019年度
日進市(生涯学習課)は毎年、野方町にある、旧市川家住宅(国登録有形文化財)「小さな秋イベント」を実施しています。築250年という記念する時期に本学と連携として、「築二五〇年 旧市川家物語」を10月に実施しました。今回は、デザイン学科と映像メディア学科の学生のコラボレーションで企画制作から運営まで行うことにしました。デザイン学科では、明治・大正・昭和の暮らしを振り返る「暮らしの諸相展」として、昔の生活道具の再現展示や、今と昔の学びを教科書で見比べる展示などを企画デザインしました。主屋以外にも蔵では、葛飾北斎の北斎漫画の映像を制作し、江戸時代の暮らしの様子を映写しました。映像メディア学科では「映像作品展示」として、主屋の障子にプロジェクションマッピングを行い、座敷や離れ、蔵でも映像投影や、作品上映を行ない、屋外のライトアップを行いました。学生たちは特製のハッピを着て約350名にのぼるお客様をご案内しました。暮らしの展示と最新メディアアート、市の協力団体の音楽ライブを同時に体験することで、世代を超えた新しい交流の場を創出し、もっと多くの人々が訪れる地域コミュニティの拠点にすることを目指しました。
- 指導:
- 梶田渉 / 猪又康平・映像メディア学科:齋藤正和