2011.10.12
中国・国立四川大学ワークショップ
期 間:2011年8月24(水)~29(月)
開催地:国立四川大学(中国・四川省成都市)
参加者:ビジュアルコミュニケーションデザインコースの3年・4年生8名
内 容:異文化間大学合同ワークショップ
2011年8月24日(水)~29日(月)の6日間、デザイン学科ビジュアルコミュニケーション
デザインコースの小谷恭二教授、尹成濟准教授、皆川優介助手、3年生2人、4年生6人、
四川大学に留学をする卒業生1人が中国(四川省成都市)国立四川大学でのワークショップに
参加しました。
今回のワークショップでは張蘇教授が指導されている学生10名と共に、
観光地としても発展を続けている成都市の観光マップの作成を行いました。
25日/成都大熊猫繁育研究基地、文殊院、杜甫草堂、武侯祠、錦里を巡り
観光マップ素材の収集と各施設の見学、歴史について学びました。
26日/四川大学・旧キャンパス、望江楼公園、四川大学・新キャンパスの見学をしました。
中心的な繁華街の「春熙路」や300年程前の町並み「寛窄巷子」などを回るAグループと、
観光地周辺の見所を両国の学生の視点から散策するのBグループの2つに分かれての事前の
打合せを行いました。
27日~28日/各グループに分かれて現地情報収集、共通のコミュニケーション方法を
模索しながら作成。帰国後、完成に向けて両大学間でのデータのやり取りを行うことで、
交流が続いていきます。
完成した観光マップデータは日本各地の旅行会社にて使用していただく予定です。
【学生レポート】
6日間、中国の学生と交流し、文化の違いや言葉の壁を強く感じました。
バスの乗車、交通ルール、ホテルのシステム、トイレの仕組み、国土の広さもさることながら、
人口の多さも日本の倍であるということ、全てに驚かされました。
中国の大学は広く敷地内にたくさんの学生寮が建設されていて、
スーパーや飲食店などが立ち並び、大学なのにまるで1つの街のようでした。
日本で報道されていたり、聞いたりしている中国のイメージとは全く違う、
長い歴史の中で培われた独特の雰囲気を体感出来ました。
ワークショップの話し合いや制作を通して、なかなか言葉が通じない中、一緒に1つのものを
制作することの大変さや、楽しさを学びました。
この貴重な経験は、この先、さまざまな事に役立つと思います。
[レポート記事:デザイン学科・ビジュアルコミュニケーションコース4年 小松澤 千枝]
6日間のワークショップを通して、日本と中国という同じアジア内の中で、
環境の違いを感じながら、同じ世代でデザインを学ぶ学生と交流を深めることができました。
参加した学生の意識、視野が広がる契機となったと思います。
今回のワークショップに際して、今泉亮君(名古屋学芸大学デザイン学科卒業生)
奥田あゆみさん・志村香奈子さん(四川大学・留学生)の通訳協力に感謝いたします。