2011.12.15
日本のポスター秀作展
11月29日(火)から12月9日(金)の期間に「日本のポスター秀作展」が
本学のギャラリーにて行われました。
BEST 100 JAPANESE POSTERS, 1945-1989
1990年出版:凸版印刷株式会社
今回の作品は名古屋学芸大学が収蔵するポスター作品の中から、
1990年に凸版印刷株式会社から出版された「BEST 100 JAPANESE POSTERS, 1945-1989」に
選ばれた100点の作品の中から45点を展示致しました。
今回展示した作品は、日本のポスター100点を本学に寄贈された岡本滋夫大学院教授により、
戦後の疲弊した日本の地で先進欧米のデザインから吸収しようと真剣になってデザインされた
作品から今日の作品まで時代の変遷とデザインの流れを観て頂けるよう選定しました。
’40年代の作品は紙質や印刷技術の悪い状況を克服する事に知恵を絞り、その情熱が、
デザイナーを結集させ、集団をつくって社会的な地位向上を築き上げてきました。
現在の日本の印刷技術は、恐らく世界最高水準をゆくと思われるます。
だから、デザイナーにとって、これほど好条件はないはずであるが、
ますます巧緻な技術を駆使して制作されたデザインも、これが文化といってしまえばそれまでですが、
この時代の作品を単に懐古趣味とかセンチメンタルなものとして受け止めるのではなく、
燃える情熱を感じ取ってもらえればと思います(ご挨拶文より抜粋)。
11月30日(水)には、岡本滋夫大学院教授のギャラリートークが行われ、
各ポスターについてのお話を学生達は真剣に聞き入っておりました。