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2024.09.11

異文化国際合同デザインワークショップ「Inter-Design Wprkshop2024」開催報告

2004年より、本学と韓国京畿大学が始めた異文化国際合同デザインワークショップ「Inter-Design Wprkshop2024」。2016年に台湾国立高雄科技大学が加わって、今回は第18回目の開催となりました。コロナ禍以降、昨年本学を会場に再開し、今年は台湾の高雄科技大学の第一キャンパスで開催しました。

 

今回のテーマは「Orange Design x Technology Care」(デザインと技術によるヘルスケア)。8月26〜30日の5日間、台湾から20名、韓国から15名、本学から20名、計55名の学生が参加しました。

 

初日のウェルカムパーティーでは、昨年日本の「手巻き寿司」体験に引き続き、今回は台湾グルメ「潤餅」の体験から展開。「潤餅」は米由来の皮に、お好みの具材を入れて包んで食べる食べ物です。初対面で出身国も異なるチームメイト同士でしたが、すぐに自国の食事と比べて、会話が盛り上がっていました。同じ箸を使って、ご飯を食べる三カ国の米食文化の違いから、ワークショップがスタート。

 

全く生活習慣の異なる三カ国の学生は、課題の発見からコンセプトの設定、AIを使ってデザインの展開、簡易模型制作まで、二日半で完成。最後のプレゼンテーションでは、全員登壇して英語で寸劇を演じながら、デザイン提案を披露しました。

 

最終日の午後は、異文化の旅として台江国立公園を見学。ボートに乗って、四草グリーントンネル運河(両岸の生えたマングローブが特徴)を一周した後、井仔脚瓦盤塩田にて、塩作りを体験。

 

本ワークショップを通じて相互理解を深めることは、国際感覚・視野の養成と学習姿勢への大きな刺激となります。学生にとって価値ある経験と意義深い時間でした。

 

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