特別講義|半野喜弘氏 (作曲家)

特別講義|映像と音楽の関係性、映画音楽とは?
講師:半野喜弘氏 (作曲家/映画監督/脚本家)
2012年12月13日(木)11:25-12:55
MCB210教室

国際的に活躍する音楽家・半野喜弘氏をお迎えして、特別講義を開講しました。クラブ系ミュージシャンとして出発した半野氏が、巨匠と呼ばれる監督たちに重用される映画音楽家になっていく道程を中心にお話を伺いました。随所に学生たちに向けたリアルなメッセージが含まれており、実感のこもった講義となりました。

プロフィール|半野喜弘氏 (作曲家/映画監督/脚本家)
パリを拠点に映画音楽からオーケストラ作品、エレクトロニクスミュージックにいたるまで、幅広く世界中で活躍する音楽家、アーティスト。そのジャンルを超越した創作活動は、独自の存在感をもって常に斬新な感動を聴く者に与え続けている。
台湾の巨匠ホウ・シャオシャン監督作品『フラワーズ・オブ・シャンハイ』(98′ トニー・レオン主演)で、フランスをはじめとする海外メディアから『新たな映画音楽作家の発見』と評価を受け、現在に至るまで現代中国の旗手ジャ・ジャンクー、ユー・リクワイ など、現代アジアを代表する監督達との共同作業を重ねている。
そのほか、2007 年にはスイスにて初のオーケストラ曲<Wake(2007)>を作曲/初演、2011 年には自身で監督/脚本を手掛け、柿本ケンサクと共同制作した映画『アグリー』(窪塚洋介主演)が公開されるなど、『私の音楽は人間の根源的な苦しみと喜びへの普遍的な讃歌なんだ』と本人が語るサウンドは、その枠にとどまらず常に変貌を遂げ続けている。
現在は2013 年に製作されるジャ・ジャンクー監督の歴史超大作『在清朝』の音楽製作に向けて準備中。

映画音楽/ドラマ音楽 代表作品
1998 年『フラワーズ・オブ・シャンハイ』 監督:ホウ・シャオシェン
(カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式招待作品)
2000 年『プラットフォーム』 監督:ジャ・ジャンクー
(ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門正式招待作品)
2001 年 『ミレニアム・マンボ』監督:ホウ・シャオシェン
(カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式招待作品)
『カノン』監督:行定勲 ※wow wow 映画
『永遠の仔』坂本龍一共同制作 ※読売テレビドラマ
2003 年『オール・トゥモロウズ・パーティーズ』 監督:ユー・リクウァイ
(カンヌ国際映画祭ある視点部門正式招待作品)
2006 年『ファミリー・トゥリー』 監督:チェン・ユー ※中国TV ドラマ
2008 年『24 City 四川のうた』監督:ジャ・ジャンクー
(カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式招待作品)
『プラスティック・シティ』 監督:ユー・リクウァイ
(ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門正式招待作品)
『ビューティフル・クレイジー』監督:チ・ワイ・リー
(ロカルノ、東京国際映画祭コンペティション部門正式招待作品)
2009 年『アカシアの花の咲き出すころ/ACACIA』監督:辻仁成
(東京国際映画祭コンペティション部門正式招待作品)
2011 年 『ブロウフィッシュ』監督:チ・ワイ・リー
(ワルシャワ、ジュネーヴ、ミュンヘン国際映画祭正式招待作品)
2011 年 『アグリー/UGLY』監督:柿本ケンサク/半野喜弘
(2011 年12 月日本公開)
2012年『Legend of T-Dog』監督:ア・ティエン
(台湾金馬奨正式招待作品)
2013年『在清朝』監督:ジャ・ジャンクー (準備中)

また、半野喜弘名義での創作以外にも、自身のダンスミュージックにフォーカスしたプロジェクトであるRADIQ 名義の活動として、田中フミヤと主催するop.disc をベースに、philpot, musiqe risquee,quintessential, robsoul 等からも作品をリリース。更に田中フミヤとのテクノ・ユニットDartriixや、UA、持田香織、大橋トリオのプロデュースなど、多面的な創作活動を行っている。
I WANT YOU 代表
op.disc, Cirque/Cirque.Mavo 主宰

2012/12/13 | Posted by 映像メディア学科 スタッフ一同