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本学映像メディア学科准教授、佐近田展康が東京藝術大学(馬車道校舎)
にて開催されるシンポジウムにゲストとして参加します。
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東京藝術大学大学院映像研究科×東京大学大学院情報学環
第2回シンポジウム
「メディア・アートとは何か?──メディア・アートという前衛」
■日時
2009年9月26日(土)14時~20時30分
■会場
東京藝術大学 大学院映像研究科 馬車道校舎
http://www.fnm.geidai.ac.jp/info/access.html
■内容
メディアとアートをめぐる議論が混迷を深めるなか、文化産業やテクノロジーのアジェンダを超えた、メディア・アートの真の創造的前線はいまどこにあるのか。芸術的創造と批評の根本に立ち返る原理的省察が今ほど求められるときはない。メディア・アートとは、デジタル・メディアを表現媒体とする芸術であり、人間存在のメディア・コンディションについての批評であり、その創造性は、芸術実践を通して文字通り「新しいメディア」を生みだすことにある。何がメディア・アートの敵であり友なのか? メディア・アートの真の問いとは何か? メディア・アートが働きかける「現実」とは何か? それは、どのような判断力と批判の行使を求めるものなのか?
第2回は、メディアを駆使する作曲家であり、情報科学芸術大学院大学の教授でもある三輪眞弘、メディアアーティストで名古屋学芸大学メディア造形学部准教授である佐近田展康というメディア・アートのハードコアアーティストをゲストとして迎え、東京大学大学院情報学環長の石田英敬と東京藝術大学大学院映像研究科長の藤幡正樹がホストし、なにが今アーティストにとってメディア・アートなのかを「アヴァンギャルド」という視点から徹底討議する。
■参加申し込み
事前登録制・入場無料
件名を申込者の氏名にして、
本文に氏名、ふりがな、所属を記入し、下記アドレスへお送りください。
■タイム・テーブル
東京藝術大学大学院映像研究科馬車道校舎大視聴覚室
≪第一部 ゲスト・プレゼンテーション≫ 14時~15時30分
三輪眞弘+佐近田展康
2007年アルス・エレクトロニカで、電気を使わないメディアアート作品としてゴールデン・ニカを受賞した「逆シミュレーション音楽」をはじめ、一貫した姿勢でメディアアートの現在を考える三輪眞弘と、理論家でもあり共に「フォルマント兄弟」を推進する佐近田展康を迎え、メディアアートの現在について作品解説、活動報告を通してプレゼンテーションを行う。
「フォルマント兄弟」作品のオフィシャル・ページ
http://www.iamas.ac.jp/~mmiwa/FreddieDL.html
≪第二部 討議≫ 16時~18時
「メディア・アートはなぜ前衛になりきれなかったのか?」
石田英敬、藤幡正樹、三輪眞弘、佐近田展康
80年代初頭に、コンピュータを扱うためには、一部の特殊な研究所や大学組織に所属する必要があった。ある種ブルジョワ的、貴族的な環境であったということが可能だが、そこでは極めて深く「計算」という問題が討議されてきていた。そこでの誠実でありながら極めて進化的であった思考の現場が、またたくまに衰退してしまった。本来、アーティストの役割であるはずの作業、そこにあったさまざまな可能性の掘り起こし作業がなされないまま、これらが商業化し通俗化してしまった。スティグレールが「技術と時間」の中で提起している、技術の無意識が引き起こすひとつのわかりやすい事例としてメディアアートの問題を論じて行く。
≪第三部 コン]]
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2009/09/24 | Posted by nuas