名古屋学芸大学大学院メディア造形研究科2年樋口誠也による個展がGallery White Cubeにて開催いたします。是非お立ち寄りください。

自分が何か気になるものを見つけ写真を撮っているとき、隣にいる人も写真を撮っているとは限らない。撮影という行為は、見て向き合っている物、場所、空気が自分のセンサーのようなものに共鳴しなければ行われない。しかしそのセンサーは各人違うもので、目には見えず言葉にもできない感覚である。自分がかつて撮った写真を見つめ、撮影した理由を考えると、写っているものへと向けられていた眼差しは自分へと跳ね返り思考が始まる。写真を“撮るという行為”には、光学的な装置による眼差しの記録を介して、自分でも意図し得ない本能的な興味や欲望をあぶり出す力があると私は考える。

展覧会名:眼差しの在り処
作家名:樋口誠也
会場:Gallery White Cube
〒460-0002 愛知県名古屋市中区丸の内2-15-28
ビッグベン丸の内4F
会期:2019年5月2日(木)~12日(日)
休館日:5月６.7.8日
開館時間:13時~19時 ※最終日17時まで

2019/04/15 | Posted by matsuura