本学科卒業生の岩井春華さん(13期生)が、森のアート展に出展されております。

◉会期
令和8年1月10日(土曜日)~3月15日(日曜日) 午前9時30分~午後5時
※月曜日は休館(ただし祝日は開館)
◉会場
豊田市本多記念民芸の森(平戸橋町石平60-1)
◉観覧料
無料
◉アーティストトーク
出品作家が展示作品の説明をしながら各会場を巡ります。
【開催日時】2026年1月11日(日)、2月22日(日) いずれも、14:00~(40分程度)
【集合場所】田舎家 【定員】15名程度 【申込】不要 【料金】参加無料
以下、チラシ 展覧会コンセプトより引用
多様性が叫ばれる一方で、人にはどこか共通する遺伝的な感覚や記憶が存在しているのではないか。
視覚・触覚・聴覚・嗅覚などの五感は、感覚や記憶を支えるセンサーであり、人によって異なる体験をもたらす。
しかしその差異の奥には、普遍的な感覚が潜んでいる。今回の作品群は、そうした共通の遺伝的感覚や記憶を自覚してもらうための装置である。私たちが日常で何気なく感じていることは、状況や環境に応じて様々な感情や記憶に結びつく。例えば目覚まし時計に好きな音楽を設定しても、やがてそれが眠りを妨げる不快な音として記憶され、嫌悪の対象へと変わってしまう。このように無意識のうちに感情や記憶に結びついていく出来事こそ、日常の本質なのではないだろうか。
人は社会や組織の規律に従って行動する一方で、個人の感覚を守る社会には不合理が生じる。逆に個人の感覚だけに頼って生きれば、社会的に淘汰される。だからこそ私たちは、感覚や経験、記憶を言語や絵画といった手法を通じて共有し、社会や文化を築いてきた。しかしその方法では、 なく感覚や経験を伝えるには限界がある。
会場となる豊田市本多記念民芸の森には、和室や茶室、歴史ある建物が点在している。これらの空間は、白い壁の展示室とは異なり、壁や木材の質感、光と影の落差といった「場の記憶」を宿している。作品群と空間の固有性が重なり合うことで、遺伝的記憶や感覚を呼び覚ます通過儀礼的な体験が、より鮮明に浮かび上がるのではないだろうか。
ここで試みるのは、言語や絵画にとどまらず、視覚・聴覚・肌感覚を駆使し、感覚そのものを直接鑑賞者に伝える方法である。個人的な超視覚的体験でありながら、多くの人々に共有される――そのような夢の性質に着目した。夢は個人的な感覚であると同時に、現実と意識の境界に位置するものである。
本展では、現実空間において体験する「夢の既視感」を定義し、遺伝的な記憶を手がかりに、個人と社会の関わり、人がひととして在ることの形を見つめ直す場を提示する。
2026/01/14 | Posted by 映像メディア学科 スタッフ一同