anima めくり巡る、アニメーション

 



2009年、「anima -めくり巡(めぐ)る、アニメーション-」と題して、アニメーションを多角的に探るプロジェクトを実施しました。
__anima -めくり巡(めぐ)る、アニメーション-
2009年9月9日(水)~9月13日(日)10:00ー18:00(最終日は17:00まで)
電気文化会館/5F東西ギャラリー【入場無料】

【特設サイト】 http://media.nuas.ac.jp/anima/

【紹介】
「アニメーション」と聞くと、多くの方はテレビや映画館で上映されている「アニメ」を想像されることでしょう。「アニメーション/ Animation」は、もともとラテン語の「アニマ/ anima(霊魂)」 を語源としており、生命の無いものに、命を与えることを意味します。静止画像を連続して映し出すことによって、あたかも動いているかのように見せる「アニメーション」の技術もまた、画像やキャラクターに命を与えるものと言えます。このような「Animation」の原点を、上映作品だけではなく、アニメーション史に登場する視覚玩具や空間作品など、様々な形式を通して多角的に探ります。名古屋学芸大学メディア造形学部教員と学生の協働作品を中心に、国内外で活躍するアニメーション作家を招いて行われた展覧会です。
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[Introduction]
When you hear the word “Animation” you might think of typical TV “Anime” programs. Animation is derived from the Latin word “Anima” which refers to the vital life force in all living things. To animate something means to fill that thing with life energy. Although Animation consists of still frames, it is the effect of all the frames together in rapid succession that gives the illusion of movement and therefore life to images. This exhibition will try to show the original meaning of animation through various techniques such as 19th cent. mechanical media like the zoetrope as well as new media installation formats which require multi-projections. Most of the works shown in this exhibition were made by teachers and students at Nagoya University of Arts and Sciences and we have also invited some renowned animation artists.

【出品者】
(五十音順/*招待作家)荒川豪太、板橋清信、内田和邦ゼミ、江口詩帆、大内雅雄、河野宗一郎+鈴木吉人+弓指寛治+横山達也(歴史資料展示)、黒田さおり、積木一人、土屋雄民、中上淳二ゼミ(浅井航+天野佑亮+伊藤真衣+岡本偉武+小島梓+高橋彩加+丸山瞬)、西尾嘉顕+山口航平、西尾彩美+西川千明、西野嘉洋、平川祐樹+大森綾乃+加藤千佳、掘場麻実、森幸長、山本努武、幸洋子、渡部眞、*Oz、*早川貴泰、*前川知範、*吉田雅則 他

【作品内容】
●第一部:「静から動へ ーアニメーション前史と周辺視覚文化ー」
ソーマトロープ、ゾートロープというような、アニメーション史に登場する視覚玩具や、その周辺に位置する視覚文化に関する資料展示を行います。

●第二部:「動から生へ ー作品上映ー」
クレイ(粘土)やパペット(人形)、2D/3DCGなどによるアニメーション作品の上映を行います。また、招待作家のOz氏、早川貴泰氏、吉田雅則氏の作品を上映します。

●第三部:「アニメーションの新しい地平 ーインタラクション、体感作品ー」
床面/多面プロジェクションや、観客参加型のインタラクティブアニメーションなど、ニューメディアとしてのアニメーション作品を展示します。

【特別上映・山村浩二作品】
9月11日(金)18:00-(5Fイベントホール)
『頭山』[2002年]、 『年をとった鰐』[2005年]、『Fig(無花果)』[2006年]、 『こどもの形而上学』[2007年]

【基調講演・山村浩二氏】
9月11日(金)18:40-(5Fイベントホール)
アニメーション作家。東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻教授。代表作「頭山」は、アヌシーを始めとする世界の様々なアニメーション映画祭でグランプリを受賞し、第75回アカデミー賞にノミネートされる。http://www.yamamura-animation.jp/

【招待作家トーク】
9月11日(金)16:00-(5F東西ギャラリー)
Oz氏(アニメーション作家)・早川貴泰氏(アーティスト/映像ディレクター/九州大学学術研究員)・前川知範氏(映像作家/名古屋学芸大学映像メディア学科卒業生)

【ワークショップ・コマ撮りアニメーションを体験しよう!】
9月12日(土)13:00-16:00(5F東西ギャラリー)
講師:吉田雅則氏(アニメーション作家/名古屋学芸大学映像メディア学科非常勤講師)

【アクセス】
電気文化会館 〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄2-2-5地下鉄:東山線・鶴舞線「伏見」駅4番出口より徒歩2分車:広小路長島町信号を南へ30m

【お問い合わせ】
名古屋学芸大学メディア造形学部TEL 0561-75-2955(代表)

【主催】
名古屋学芸大学メディア造形学部アニメーションプロジェクト実行委員会

【企画】映像メディア学科

2009/09/09 | Posted by nuas