微分される景色 / Traces of a Differential Landscape
アーティスト|金森由晃、西尾秋乃
会 場|アートラボあいち3階
会 期|2025年8月10日(日)~9月7日(日)
休館日|月曜・火曜・8月13日(水)(ただし、8月11日(月祝)は開館)
◉関連イベント
出展作家によるアーティストトーク
日時|2025年8月10日(日)15:00〜
参加無料
『微分される景色 / Traces of a Differential Landscape』は、名古屋学芸大学 メディア造形学部 映像メディア学科およびデザイン学科の卒業生2名による作品展です。写真、映像、フォト・コラージュ、立体、インスタレーションなど、多様な表現手法によって、身の回りにある風景をさまざまな視点からとらえ直し、再構築を試みます。
タイトルにある「景色」は、単なる視覚的な風景にとどまらず、記憶や身体感覚、日常の中で立ち上がる微細な現象をも含むものとして捉えています。それは、静的な対象として留まったものではなく、常に動的に変化する、不安定で揺らぎを孕んだものであり、見る側の立ち位置によっても幾重にも変容するものです。身近な風景の写真素材をもとに構成されたフォト・コラージュや映像表現、あるいは日常の些細な現象を掬い上げるインスタレーションなどを通じて、作家それぞれが固有の方法で風景を微細に読み取り、「景色」の多様な感受の在り方を提示していきます。
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◉金森由晃 / KANAMORI Yoshiaki
1996年静岡県生まれ。
名古屋学芸大学 メディア造形学部 デザイン学科卒業、東京藝術大学大学院 美術研究科 デザイン専攻修了。
日常のささやかに息づく現象を切り取り、インスタレーションや立体作品を主に制作している。また、2017年からクリエイティブユニット「Oku Project」としての活動も展開している。
近年の主な発表として、「野良展示0.0 –MOHITORIパビリオン–」(大手町パークビル / 2025)、「KYOTO STEAM 2022 国際アートコンペティション」(京都市京セラ美術館 / 2022)などがある。
◉西尾 秋乃 / NISHIO Akino
1998年岐阜県生まれ。
名古屋学芸大学 メディア造形学部 映像メディア学科卒業、情報科学芸術大学院大学[IAMAS]メディア表現研究科修了。
自身が撮影した写真素材のフォト・コラージュを用いた作品制作を行う。映像表現を軸としながら、上映、展示、デジタルイメージなど、様々な形態の作品を発表している。
近年の主な発表として、「名古屋市文化基金事業ファン・デ・ナゴヤ美術展2025 フレームの中、フレームの外、ゆらぎの境界」(名古屋市民ギャラリー矢田 / 2025)、「ASK?映像祭2021 受賞者作品展 西尾秋乃 個展」(art space kimura ASK? / 2021)などがある。
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展覧会運営
ディレクター|伏木 啓(映像メディア学科 教授), 村上将城 (映像メディア学科 准教授)
アシスタント ディレクター|樋口誠也(映像メディア学科 助教), 安齋萌実(映像メディア学科 助手), 林亮太(映像メディア学科 助手)
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企画:名古屋学芸大学メディア造形学部
主催:名古屋学芸大学、国際芸術祭「あいち」組織委員会
助成:文化庁
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過去の芸術大学連携プロジェクト企画展に関する情報
・2022『風景をうつす / Reflecting the landscape and memory』
・2023 『これかれにたゆたう / Wandering Between Here and There』
・2024『てん てん てん / Narrative of Silence』
2025/07/23 | Posted by 映像メディア学科 スタッフ一同